ベトナムのコンタクトレンズ 概要
1. 医師の処方箋無しで気軽に購入可能
ベトナムにおけるコンタクトレンズ(近視、遠視、乱視)および保存液は、保健省医療機器・施設局(日本の厚労省に該当)により医療機器に認定されています。日本では事前に眼科で診断を受けて処方箋を持ってコンタクトレンズを購入するのが一般的ですが、ベトナムでは処方箋無しで実店舗でコンタクトレンズを合法的に購入可能です。購入前に視力検査や試装着が可能なので、安心です。
2. コンタクトレンズ市場はまだまだ発展途上
日本のコンタクトレンズ市場は世界2位の規模を誇り、様々なブランドや種類の商品を何処でも購入可能ですが、ベトナムではまだまだ発展途上です。医師はコンタクトレンズの専門的知識や処方経験が少なく、ベトナム人患者は商品の性能や安全性よりも安価な商品を求める傾向が強いです。ベトナムではメガネを利用する人が圧倒的に多いですが、近年はファッションアイテムとしてコンタクトレンズを選択する女性が増えています。
ベトナムでコンタクトレンズを買う方法
コンタクトレンズが購入可能な店舗
コンタクトレンズや洗浄液・洗浄液などの周辺アイテムは、街の眼鏡店(メガネ屋さん)で購入するのが一般的です。ホーチミンでは、ローカル系、韓国系、日本系などのメガネショップが多く出店しています。
また、外国人向けのインターナショナル病院・クリニックなどでは、日本同様に眼科の専門医が診察し、処方箋を貰ってからコンタクトレンズを購入する事が可能です。しかし、この場合初診料と合わせて、1.2Million VND(約6,000円)の高額な診察費がかかりますので、注意が必要です。現在、ホーチミンには日系の眼科クリニックはありませんので、欧米系のクリニックが選択肢に入ります。(2018年7月時点)
特に目に問題を抱えておらず、且つ度数もフィットしているのであれば、街のメガネ店で購入して問題はありません。
ベトナムで購入可能なコンタクトレンズ種類
ベトナム国内で生産されているコンタクトレンズは無く、100%が輸入品です。
日本のメーカーの「シード(SEED)」が特にメジャーで、次いで「メニコン(Menicon)」などを購入することが出来ます。レンズの他に、同メーカーの洗浄液、保存液なども販売されています。日本製品だからといって、特に高額な価格設定ではなく、日本の店頭価格と同程度です。
一方で、韓国系の眼鏡店やクリニックでは、日本製より安価な商品が販売されています。また、世界Topシェアを誇る米国J&J社の「アキュビュー(ACUVUE)」は流通量が少ないです。
ホーチミン市のおすすめ店舗
1. iMEGANE Premium(アイメガネ プレミアム)@1区 ベンタイン市場
日系眼鏡メーカー。日本人スタッフや日本語スタッフが常駐しており、安心の日本レベルのサービスを受けることができます。シードとメニコンのコンタクトレンズや洗浄液、保存液を購入できます。無料で視力測定を受けることができ、テストレンズを装着してから商品購入が可能です。1区のベンタイン市場周辺なのでアクセスも良いです。
2. American Eye Center @7区 フーミーフン新都市
外資系クリニックとメガネショップが一体となっています。シードとメニコンのコンタクトレンズや洗浄液、保存液を購入できます。日本人医師や日本語デスクは無いので英語必須です。
日本人ファミリーが多く住む7区フーミーフンのクレセントモール裏手で、小児眼科にも精通している医師がいるので子供連れのご家族にオススメです。クリニックの診察を受けなくても、眼鏡店でコンタクトレンズを気軽に購入することも可能です。レンズの販売価格は他店と同程度です。視力測定は500,000VND(2,500円)。
3. Eyewear Boine @7区 フーミーフン新都市
韓国系のメガネショップです。ACUVUEの種類が豊富です。