ラッフルズメディカル(ホーチミン)の概要
古くから日本語サービスを提供してきたシンガポール基準の高級クリニック
ラッフルズメディカル(Raffles Medical International Clinic)は、シンガポール証券市場(SGX)に上場する、シンガポール資本の大手株式会社病院グループです。
本国シンガポールで80以上のクリニックと病院を一つ運営し、ホテルレベルの豪華な設備で、海外から患者を誘致する”医療ツーリズム“で有名です。積極的な海外展開を進め、中国、東南アジアおよび日本など、アジアの13の主要都市で医療サービスを提供しています。
ベトナムでは1992年にホーチミン市での最初の救急医療センターから始まり、2018年現在はハノイ市、ホーチミン市、ダナン市の主要3都市に展開しています。旧名はインターナショナルSOSクリニックでしたが、2017年よりラッフルズ名称変更して営業しています。
ホーチミン市に住む外国人にとっては、FVホスピタル、ファミリーメディカルプラクティス、コロンビアアジアらと並んで第一選択となる信頼出来る大手外資系病院の一つです。古くから“ジャパニーズサービス”を設置しており、国際機関、大使館、駐在員などに支持されてきました。
中心部1区と3区の境の便利な立地、各種保険キャッシュレス対応、日本人医師常駐、ジャパンデスク設置などの理由で、現地日本人に支持されています。治療費は他院に比べて高めに設定されていますが、殆どの日本人は医療保険の利用して受診します。
医療サービスの水準
世界的な医療監査機関のJCIの認定を獲得し、世界最高の医療機関の一つ米国メイヨークリニック(Mayo Clinic)と提携し、アジアの医療機関としは初めてメイヨーケアネットワークに参加しています。内科、外科、眼科、歯科、小児科、産婦人科、皮膚科、耳鼻咽喉科等の診察が可能です。24時間対応の緊急室を設置しており、時間外治療の枠で軽度の外傷処置や簡単な外科処置を受けることが可能です。
有名な診療科目
調査中
外国人・日本人向けサービス
英語、ベトナム語、フランス語、韓国語、中国語、スペイン語などに対応。日本語専用受付が常設されており、ベトナムの医師免許を持つ日本人医師を中心とし、日本人看護師2名、日本人カスタマーサポートスタッフ1名が常駐しています。
通常診療時間外でも、24時間日本語対応スタッフがサポート。電話予約から受付、診察、会計まで一貫して日本語対応が可能なので、英語が苦手な人でも安心です。
治療費・各種保険
治療費(2019)
ベトナムローカルの病院に比べると遥かに高額ですが、医療先進国シンガポール基準の高いレベルの医療サービスを受けることができます。初診料は全ての診療科で最低でも100USDと設定されており、市内の国際医療機関と比べても高額です。これに処置、検査、薬代などが加算されます。
日本人医師の診察を受ける場合は、初診料に30USDが追加されます。この場合、英語ではなく日本語での診断書類が発行されます。また、インフルエンザワクチンの予防接種の場合、他院と異なりワクチン代に加えて診察料が80USDかかります。
入院の場合は、一日あたり最低でも1,000USD以上の料金が発生します。
項目 | 価格 | メモ |
初診料 | 2,300,000₫ | 日本人医師の場合は$30が追加される |
健康診断 | 1,600,000₫ ~ 10,350,000₫ | 健康診断は3つのプラン -Standard:1,600,000₫ -Essential (For Male):7,360,000₫ -Premium (For Male):10,350,000₫ |
インフルエンザ予防接種 | 420,000₫ | 別途、診察料$80が追加される |
入院 | 23,000,000₫~ | 病状によって変動する |
医療保険
海外旅行保険キャッシュレス診療、各種クレジットカードでの支払いも可能です。無保険の場合は100%自己負担での受診となり高額な治療費になるので注意が必要です。特に入院費は高額になります。現金支払いの場合、USD・VNDが利用可能ですが、日本円は利用出来ません。
共栄火災海上保険、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、日新火災海上保険、日本興亜損害保険、三井住友海上火災保険など
アクセス・診療時間
ラッフルズメディカル ホーチミンは、1区と3区の境目にあり、タンソンニャット国際空港にもアクセスの良い場所に位置しています。24時間365日救急対応可能ですので、緊急時に頼りになる病院です。
- 住所:167A Nam Ky Khoi Nghia St, Dist3, HCMC
- 通常診察時間:平日8:00~18:00 / 土曜8:00~13:00
- 24時間365日救急対応可能