ベトナム社会主義共和国の南部経済の中心ホーチミン市の玄関口、タンソンニャット国際空港の国際線入国手続きを解説します。
大まかな流れは、飛行機到着⇒アライバルビザ申請・検疫⇒入国審査⇒手荷物受取⇒税関検査⇒到着ロビーです。
STEP1. 空港に到着
到着口からそのままイミグレーションエリアへ進みます。
アライバルビザ取得カウンター
到着口のすぐ左手にLanding Visaと書かれた場所が空港到着ビザ専用カウンターです。事前に招聘状(インビテーションレター)を取得している場合のみ、アライバルビザを取得可能です。
STEP2. 入国審査
2019年現在イミグレーションカードは廃止されており、ここではパスポート、搭乗券、該当者はビザの3点を提出します。写真撮影や指紋認証はありません。ビザを取得していないのに出入国回数が多い、または滞在歴が長い場合は、その場で簡単な質疑応答が行われます。
STEP3. 預入荷物の受取り
無事に入国審査をパスしたら、エスカレーターを下ってターンテーブルへ行き、機内預入荷物をピックアップします。ファーストクラスやビジネスクラス利用者の荷物が先に出て来ます。また、ベトナムでは手荷物の照合確認はありませんので注意が必要です。
STEP4. 税関申告
申告事項がある場合、ここで手続きを行います。赤のサイネージのカウンターが左右に1箇所づつ設置されており、自身が利用した航空会社の預入荷物ピックアップに近い方で申請するルールがあります。
STEP5. 到着ロビー
税関申告を通過したら到着口のロビーに出ます。このエリアでは多くのプライベートタクシーの客引きがありますが、総じて料金が高く設定されているので全て無視するのが賢明です。空港内でありながら、一部法外な料金を請求する業者もいますので、十分に注意が必要です。
左手には両替商、SIMカードショップ、タクシー手配など様々なサービスが軒を連ねています。
両替商の他に、国際銀行のシティバンク(Citibank)と地場大手のBIDV銀行のATMが設置されています。ここでATMカードやクレジットカードでベトナムドンを入手できます。外の国際線到着ロビー出口には、ATMが設置されていないので、ここで市街に移動するための現金を確保しておきます。
ゲートを出るとタクシー乗り場に出ます。
STEP6. タクシー乗り場へ
正規タクシーかGRABの二択
他国と異なり、空港から市街中心部1区までは鉄道は走っていません。(2019年現在、メトロ鉄道計画が進行中)現地では、タクシー乗り場で正規のタクシーを捕まえるか、配車アプリ「GRAB」で白タクドライバーを探すかの二択です。
タクシーのメリットはその場でスムーズに乗車してストレスなく移動を開始できる一方で、目的地が有名な場所でない場合は最終的にベトナム語で説明するケースが発生するなど不測の事態が発生する事もあります。英語が堪能なドライバーは限りなく少ないです。
一方で、GRABはタクシーに比べて20%程料金が安い、目的地まで迷う事なく到着するなどメリットがありますが、インターネット環境が必要な事、ドライバーとの合流に手こずるケースもあります。
タクシで移動する場合は、そのまま奥に進みます。
緑色のユニフォームを着用している大手タクシー会社の配車専用スタッフを見つけたら、目的を告げます。タクシーまで荷物を運んでくれます。
白いビナサン(VINASUN)社か緑色のマイラン(MAILIN)社のタクシーを選びましょう。