バイク大国のベトナムでは、多くの中古バイクが販売されています。中古バイクを購入する方法は街の中古バイクショップが一般的ですが、乗り捨てるつもりで安く買いたい場合はSNSの活用をオススメします。
ベトナムでは、外国人が自分名義で新車バイクを購入する場合、レジデンスカード(滞在許可証)の所有が前提条件です。つまり、ワークパミットが無い人は不可能なのです。
という訳で今回は、編集部がFacebook経由でわずか210USDで不法バイクを購入した際の体験談を綴ります。
中古不法バイクとは?
中古不法バイクは、名義の変更が不可能な所謂盗難バイク・若しくはライセンスの期限が切れているバイクを指します。
実質、ベトナム人を含め多くの外国人は中古バイクを購入し利用しています。
中古不法バイクの良し悪し
メリット
- 格安でバイクが購入できる。
- 実質、免許取得など手続き無しですぐに利用できる。
デメリット
- 違法である。
- 警察に見つかると罰金が課せられる。
- 新車と比べ、故障しやすい。
- 自分名義で登録できない
不法バイクを購入する方法・手続きのながれ
STEP1. 購入方法の選定
中古バイクの購入方法は大きく分けて2つあり、ローカルの中古バイクショップと、SNSを含むオンライン販売です。
違いは、バイクの質と価格・契約内容の3点で、価格重視又はベトナム語が話せる(話せる友人がいる)方は、オンラインでの購入がオススメです。ここでは編集部が購入時に利用した実際のFacebookグループを大公開します。
編集部が利用したFacebook Group
バイク選定時のポイント
- グループにいくつか参加し比較する。(観光者向けのバイク販売グループがオススメです。)
- ベトナム人の友人に探してもらう。
中には、ベトナム語のみで販売されている格安レアバイク情報もあるのでベトナム人の友人にお願いしてバイク調査をする方法が得策だと言えます。
STEP2. 個人販売者にコンタクト
気になるバイクが見つかれば、販売者にコンタクトを取ります。必要な場合はベトナム人に連絡をとって貰うとスムーズです。
編集部が購入したバイクの個人販売者情報
- 国籍: ベトナム人
- 性別: 男性
- 年齢: 23歳
- 職業: 不動産エージェント(バイクの売買は副業)
STEP3. 面会・試乗乗車のアポイントを取得
購入前に一度試乗乗車をし、状態を確認することをオススメします。編集部も購入前に1週間の無料試乗乗車(ガソリン代は購入者持ち)の約束を交わし、バイクの良し悪しを検討しました。
STEP4. 欲しいバイクが決まったら契約交渉
販売者との関係次第で価格面も含め柔軟な契約を結べることがある為、交渉することをオススメします。
購入時の確認事項
- ライトの点灯
- ミラーの有無
- タイヤの空気
- メーターの作動
- 走行距離(メーター距離表示は簡単に変更出来る為あまり当てになりません。)
- ヘルメットの有無
- ブルーカード(バイク所有証明書)の有無と書き換えの可不可
STEP5. 支払・購入契約を結ぶ
1週間の試乗乗車でバイクに問題がないことを確認し、210USDで購入を確定させました。領収書も市販もモノで済ませました。
編集部がバイク購入時に結んだ購入条件事項
- 購入価格: 210USD
- 保証: 購入後、1ヶ月間の故障は販売者が全額負担
- ブルーカード(バイク所有証明書)の譲渡有無: 有。(*但し、前々回のバイク所有者のライセンスで有り、期限切れの状態での譲渡)
STEP6. バイクの引き渡し
バイク購入時から即運転出来ます! バイク引き渡し時に、ブルーカード(バイク所有証明書)もしっかり受け取ります。
注意点
1. ブルーカードの書き換え
編集者が購入したバイクと同様に、ブルーカード(購入バイクの所有書)の書き換えが不可能な場合がある為、購入前に確認する必要があります。
2. アフターケア
中古車なので、新車に比べて購入後に故障する事が多いです。店頭購入とは違い、アフターケアは個人間の口約束になりがちです。今回は、購入1ヶ月間の保証期間内にバイクの鍵が折れる事件が有りました。購入時に販売者と取り決めた保証期間内での出来事であった為、修理代を、販売者に負担して頂きました。因みにこの時の修理代は300,000VND(1,500円)でした。
まとめ
Facebookグループでのバイク購入には、リスクが伴うケースがあり注意が必要ですが、破格の安さでバイクを購入出来る利点も有ります。ホーチミンで安くバイク購入を検討している方は是非Feacebookグループでの購入検討をおすすめします。
不法バイクの売買は、違法性が高いです。同様の方法でのバイク購入に関する責任は負い兼ねます