ビンズオン省の概要
政府の中央直轄市へ格上げ予定の未来型工業衛星都市。
ビンズオン省(英:Binh Duong 越: Tỉnh Bình Dương)は、ベトナム社会主義共和国の南東部に位置し、ホーチミン市を中心とした南部経済圏の主要省の一つです。ホーチミン市内中心部から幅広の国道13号線を北へ30km、車で1間弱のところにあります。省都トゥーザウモット市が経済、文化、教育、政治の中心を担い、人口260万人を抱える全国6番目に人口が多い省です。
新都市の開発も行われ、ドンナイ省,カントー中央直轄市,ロンアン省,バリア・ブンタウ省などと共に工業衛星都市に生まれ変わろうとしています。その中でも、ベトナム南部の未来の一大都市として期待されています。
大規模な経済政策に加えて、ハイテク産業、高品質サービス、ロジスティクス分野における海外からの投資誘致政策に注力しており、省内には数多くの工業団地があり、鉱工業生産高においても常に全国トップレベルを堅持。このほか、陶器製造をはじめとする手工業も盛んです。2020年の世帯生活水準調査によると、同省の1人当たり月間平均所得は700万VND(約3.3万円)超で、ホーチミン市の654万VND(約3,1万円)、ハノイ市の598万VND(約2,8万円)を上回り、全国首位です。
日本は現在、ビンズオンに投資する64カ国の中で最大の外国投資家であり製造業を中心に投資・進出が続いています。中でも、べカメックス・ビンズオン東急による新都市開発プロジェクトが注目されています。特に同社が手がけるガーデンシティエリアでは日本人にもフレンドリーな生活環境が整備され、生活のQOLが大きく向上しました。
基礎データ
- 面積:2,694平方km
- 総人口:260万人
- 外国人居住者数:
- 日本人居住者数:
ビンズオン省の特徴
1. ビンズオン工業団地
工業団地には、ベトナム・シンガポール両国首相の合意のもと1996年に創業し開発されたVietnam Singapore Industrial Park(VISP)や総敷地面積6100ヘクタールの広大な土地に工業都市として開発されたベトナム最大規模のミーフック(My Phuoc)工業団地等、多数の工業団地が存在します。
2. 300万人規模のビンズオン新都市
1000haもの広大な土地に300万人規模の「ビンズオン新都市」には、マンション、商業・娯 楽施設、オフィスビル、金融センター、学校、 公園、国際会議場など、都市生活に必要な施設が揃います。
この都市開発に日本の東急グループベカメックス東急社が手がける東急ビンズンガーデンシティは、特に 話題を集める一大プロジェクトで、日系企業初となるベトナム国内での都市開発事業です。
110haもの大規模な東急ビンズオンガーデ ンシティには、高層マンション「ソラ・ガーデンズ」をはじめとした7500 戸以上の住宅や、各種サービス施設も充実。日本品質の都市環境で快適な生活を提 供してくれる。 ベトナムでこれまで見ることのなかった未来都市が誕生します。
【街】注目エリア
1. VSIPエリア/イオンエリア
2. BECAMEX TOWER エリア
ビンズオン大通り(国道13号)には、2011年にBECAMEX TOWERがオープンしました。低層4フロアにはビンズン省初のベカメックス百貨店入っています。
3.ビンズオン新都心エリア (東急ガーデンシティ)
東急ビンズンガーデンシティは開発地域を大きく3つのエリア「SORA gardens」「hikari」「MIDORI PARK」に分かれています。
【買】ショッピング
イオンモールビンズオンキャナリー
2014年にオープンして以降、現地の人々の生活の支えるイオンモールでは、日本でお馴染みのプライベートブランド商品など日本のものが手に入ります。かつては、週末にホーチミンまで買い出しに出掛けていた外国人家族も安心して暮らせるようになりました。イオン内には日本食レストランも入っています。
【学】教育機関
日本人学校はありませんが、シンガポール・インターナショナルスクール(SIS)、キンダーワールド、台湾系のインター校越華国際学校などがあります。
【医】病院・クリニック
外国人でも安心してかかることが出来るインターナショナル病院が2軒があります。
1. ビンズンアーバンクリニック(Binh Duong Urban Clinic)
2018年11月に日本のコンサルティング会社メディバが開業した日系クリニックです。プライマリヘルスケア(初期診療)と内科薬局などの医療サービスを日本語で受けることができます。
2. ベカメックス国際病院(Becamex International Hospital)
ベカメッククス国際病院は、韓国の清州韓国病院と国際診療センターの開設、および患者誘致に関して提携しています。
3. コロンビアアジア病院(Columbia Asia Hospital Binh Duong)
コロンビアアジア病院は、2012年に同省初の100%外国資本の民間病院として設立された100床規模の国際病院です。同院は米国系資本でベトナムの他にも、マレーシア、インド、インドネシアで病院を展開しています。
【遊】エンタメ
ダイナムパーク(Dai Nam Park)公園
ビンズオン省の今後
ビンズオン省はホーチミン市と比べて物価が安い、治安が良い、交通量が少ない、自然が多いなど住みやすい環境と言えます。以前は外国人にとっては安心して快適に暮らせる住環境はイマイチだったため、ホーチミンから1時間半〜2時間かけて車やバスで通勤する方が大部分でした。
しかし、ベトナム南部の生産拠点として発達してきたビンズオン省は現在、南部の主要経済都市として大きく生まれ変わろうとしています。特に、2015年にべカメックス東急社のビンズン新都市などの開設が進んだことで、日本式のマンションなども増えてきています。通勤時間が大幅に短縮できる現在は外国人も安心して生活できる環境が整備され、居住者も増えています。
ビンズン新都市はビンズン工業・都市・サービス複合地区に位置し、今後には政府の中央直轄市に格上げ予定です。
ビンズオン省はこんな人におすすめ!
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