ホーチミン市10区の概要
街と緑の調和が心地よいベトナム人向けの商業・住居エリア
ベトナム社会主義共和国のホーチミン市 10区(District10)は、1区中心街から北東方5.5kmに位置する、人口24万人、総面積5.72km²のローカル色が強い区です。
北にタンソンニャット国際空港があるタンビン区、東に3区、西に11区、南に5区と接しています。一部、中華街チョロンのエリアに含まれます。
旧サイゴンの1区や3区と同様に、他地域からの移住者ではなく古くからのサイゴン出身者が多く住んでおり、基本的にはベトナム人向けの住居地域としての位置付けです。ホーチミン市の中では、5区やビンタン区と共に地場商業エリアの位置づけです。
商業の街という特性から大きな問屋街があり、造花、ウェディングドレス、医薬品、カーテン、家具など色々なショップが密集しています。また、マッサージ店が多いことでも有名です。
【街】注目エリア紹介
1. Bac Hai通り
通りにはローカルの幼稚園、中学校、サッカー場などがあり学生たちで賑わう通りです。ローカルの飲食店が多く価格も1区と比べて10,000VND(約50円)安い価格設定です。
2. Ba Thang Hai通り
Ba Thang Hai通りは、3区と10区の交差点から11区まで伸びる10区のメイン通りのひとつです。ここにはHoa Binh Theatreがあります。
3. ホーティキー(Ho Thi Ky)通り
【学】教育機関
1. 国家大学ホーチミン市工科大学(HCMUT)
べトナム南部有数の理工系総合大学であり、ホーチミン市では理系TOP大学です。優秀なエンジニア輩出機関として、学生の就職活動では最高峰の評価を受けています。日系企業も日本語教育プログラムを正規講座や寄付講座として提供しており、リクルートに積極的です。
2.ホーチミン市外国語情報大学(HUFLIT)
1994年創立の市内初の私立大学です。中堅レベルの大学ですが、ここの日本語学科は日本へ留学する学生が多く、卒業後は日系企業へ就職します。
【医】医療機関
1. ヴァンハン総合病院(VAN HANH GENERAL HOSPITAL)
VAN HANH総合病院は、10区とその周辺の医療を支える150床規模の私立総合病院です。有名インターナショナル病院に比べて割安な医療費ながら、外国人受付やVIPサービスも充実しています。英語での診療可能。
【買】ショッピング
1. ヴァンハンモール(VAN HANH MALL)
2018年に開業の地上7階地下1階の随一の規模の商業モールです。韓国系シネマCGVや娯楽施設パワーボウル、小売大手コープエクストラなどが入っています。投資主は5区フンブオンプラザ(Parkson)同様に、現地食品会キドグループです。
【食】飲食店
1. 日本食店
ローカルレストランやストリートフードが多いですが、日本食店も出店しています。
【遊】エンタメ・観光
1. ホアビンオペラハウス(Hoa Binh Oprea House)
音楽コンサート、劇団ショー、ミュージカルなど幅広い文化的イベントが開催されています。
2. Tho Trang Amusement Park
ベトナム人向けの公園です。公園内では、釣り堀、テニスコート、遊具などが設置されています。日中はベトナム人が至る所でペタンクをするのが日常の風景です。
10区の今後の展望
10区は問屋が多いことからローカルビジネス色が強く、物価の安さから学生街としても顔もあります。他区に比べてローカル感が強いです。
しかし、1区や3区まで好アクセスとテナント賃料が割安な面では、外資系の飲食店が店舗拡大の新規出店先として検討しやすい地域と言えます。近年は丸亀うどんや浦江亭も出店しており、今後もその傾向は高まっていきます。
2018年に大規模商業施設のヴァンハンモールが開業したことを皮切りに、今後の開発が期待されます。
10区はこんな人におすすめ!
生活環境は発展途上ですが、ローカルのベトナム人が多く住むエリアです。ローカルの小学校、中学校、高校、大学などベトナム人向けの教育機関と、家具、造花、中古家電など色々な問屋が密集しています。
外国人向けの主要なコンドミニアムやアパートメントは少ないですが、中国人、韓国人も多く暮らしています。中心街1区までのアクセスは良い為、ローカルの中で落ち着いた生活をしたい人にはおすすめでしょう。
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