ホーチミン市9区の概要
ハイテク工業団地、貨物の物流拠点。ホーチミンの衛星都市に期待。
ベトナム社会主義共和国のホーチミン市の9区(District9)は中心1区より北西方向20キロの場所に位置する、トゥドゥック区と2区に接するハイテク工業団地、貨物の物流拠点が多い区です。2017年以降、この地区はテクノロジー企業、医療施設、倉庫、サービス産業、商業施設が次々と開発されており、ホーチミン市のテクノポリスと呼ばれています。
ハイテク工業団地(SHTP)には韓国のサムスンやLGが進出している影響もあり、韓国系企業のコンドミニアム開発が進んでおり、特に韓国人からの投資を多く集めています。Buu Long Templeをはじめとした18世紀、19世紀に作られたお寺や教会が15以上ある場所としても有名です。
今後は貨物港の移転などが計画されており、最大手ディベロッパーのビングループ(VinGroup)の「VinCity」プロジェクトが完成すれば、郊外住宅用地エリアとなります。また、ショッピングセンターや娯楽施設、ホテルなどを併設された新ミエンドン(東部)バスターミナルが建設中です。
この通り、多くのプロジェクトが走っており現地投資家の間でも9区は注目エリアです。2020年12月よりトゥドゥック区、2区、9区が合併してトゥドゥック市(イノベーションシティ「東部都市」)が設立され、人口は100万人超の巨大都市が誕生しました。
基本データ
- 面積:114㎡
- 人口:28万人
- 平均土地価格:平米36,597,000ドン=約18万円、坪60万円。
【街】注目エリアの紹介
1. サイゴンハイテクパーク(SHTP)

SHTPは2002年設立の工業団地、研究開発センター、人材教育センターを有するベトナム有数のハイテクパークです。首都ハノイ市のホアラック・ハイテクパークに次ぐ、国内2つ目のハイテクパークです。
同国最大のIT企業FPTをはじめとして、Intel、Nidec、Sanofi Aventis 、Sumsungなど世界的企業が入居しています。現在建設中の都市鉄道「サイゴン・ハイテクパーク地下鉄駅」が完成すれば、パークに勤務する従業員が通勤しやすい環境になります。
2. ビン・シティ(Vin City)

VinCityの完成イメージ
ビン・シティはホーチミン市1区から20km離れた衛星都市として位置づけられた、VinGroupが開発している都市開発プロジェクトです。住宅区だけでなく、金融、商業、サービスから教育、医療、娯楽などに至るまで、様々な施設を配置した本格的なコンパクトシティとなる見通です。365haの土地は、ドンナイ川、タック川、また9区の幹線道路であるグエンシエン通り、フオックティエン通りに囲まれています。
3. スイティエン公園 (Suoi Tien Amusement Park)

ホーチミン最大級のテーマパークです。園内には各アトラクションのほか、プール、水族館、動物園もあり、ファミリー層に人気です。
- 入場料: 80,000 VND (400円)
- 各アトラクション: 10,000~60,000 VND
【買】ショッピング
1. Vincom Plaza Le Van Viet

【学】教育機関
The Saigon International University (SIU)やHo Chi Minh City Industry and Trade Collegeなどの大学があります。
【医】医療機関
外国人向けのインターナショナル病院はありません。
9区の今後
9区は最も投資家が注目している地域である2区の延長線上にあります。都市鉄道「METRO1号線」の沿線に位置し、これから益々発展が見込まれる投資地区です。
開発中の「VIN CITY」はベトナム人の間でも非常に注目を集めており、文字通りホーチミン中心部の衛星都市として、生活に必要なものが全て揃うワンストップシティとなる予定です。その他にも、2025年開港予定のロンタイン新国際空港に近い方面にあり、今後は立地面でもより良いエリアとなります。
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