ホーチミン市2区(現トゥドゥック市)の概要
トゥドゥック市を代表する2区。タオディエン、アンフー、トゥーティエム新都心
ベトナム社会主義共和国のホーチミン市2区(District2)は、市街中心部から東へ8㎞、車で約15分の距離に位置し、1区、ビンタン区、4区、7区、9区、トゥドゥク区、ドンナイ省に接する広範な区です。
元々軍の使用エリアであり非常に開発が遅れていたエリアで、サイゴン川によって分断されている立地特性もあって、以前はホーチミン市でも最貧地区の一つでした。その後、海外からの投資を受け再開発が進められた結果、現在は西洋風の高級マンションやヴィラが建ち並び主に西洋外国人が多く生活しています。
中でも特に開発が進むタオディエン(Thaodien)地区は、閑静な佇まいで一日中のんびり過ごせることから、リゾート気分を味わいたい観光客にも人気のエリアとして注目されています。
高級ヴィラが立ち並び、高級高層マンションが次々に開発され、お洒落な西洋料理のレストランやカフェも多く点在し、インターナショナルスクールも多いため、欧米人ファミリーが多く居住しています。2020年12月より2区、9区、トゥドゥック区が合併してトゥドゥック市が設立され、人口は100万人超の巨大都市が誕生しました。
基本データ
-面積:49.7km2
-人口:14万人
-日本人居者住数:NA
-平均土地価格:平米74,088,000ドン(約37万円、坪122万円)
【街】タウンガイド
1. タオディエン(Thao Dein)
ホーチミンでは「2区と言えばタオティエン」と言われる程の代表的なエリアです。欧米人を中心とした外国人居住者が多い地域です。2011年に1区と繋がるトンネルがかかったこと、また2020年の地下鉄メトロの開通が決まって以降、地価が高騰しています。西洋風の落ち着いた街並みとお洒落なレストラン、スパ、カフェ、雑貨店が人気です。
2. トゥーティエム(Thu Thiem)新都心
現在、開発真っ只中のトゥーティエム新都心計画エリアで、1区に次ぐビジネス都市へ変貌をとげようとしています。1998年にマスタープランが着手され、道路や各施設などインフラス整備を最優先に開発すべく、政府からの優遇税制措置が取り組まれています。現在は「サラサリミ・サラサドラ」エリアは開発が進んですでに居住エリアとして成立しています。
3. アンフー(An Phu)
ハノイハイウェイを挟んでタオディエンの反対側にある広範なエリアです。10年前までは未開の地域でしたが、ここ近年で大型の複合施設やコンドミニアムが建設されており、今後発展が予想されます。特に「ビスタ(ヴィスタ)」は駐在員に人気のコンドミニアムです。
【買】ショッピング
1. Vincom Mega Mall Thao Dien
大型ショッピングモール”ビンコムメガモール”や、各メインバンク、教育機関などこの一帯で生活が完結できる環境設備の整います。人気レジデンスの「マステリ・タオディエン」と建設中の地下鉄メトロ”アンフー駅”に直結しています。
2. Cantavil Premier Shopping Mall
アンフー地区のハノイハイウェイ沿いに位置する、レジデンスとショッピングモール一体の複合施設です。スーパーやレストランが入っており便利です。
3. MM MEGA MARKET
ハノイハイウェイ沿いの卸売スーパーマーケットです。業務用工具類や、カー用品など専門的な商品を取り揃えています。
4. Estella Place
ハノイハイウェイの道路沿いにある最新の大型ショッピングモールとレジデンスが一体となった複合施設です。2018年12月にオープンしたばかりですが、レストランや、カフェ、スーパー、洋服店、インターショナルスクールなど施設内設備も整っています。
【学】教育機関
1. みらい幼稚園
2. 桜モンテッソーリ子どもの家
桜モンテッソーリ子どもの家の日本人クラスでは、「世界中のいろいろな人と共存できる平和的な子どもに育ってほしい」という願いを込めて、保育活動に日本の文化・風習・行事を多く取り入れるだけではなく、ベトナムクラスや国際クラスの子どもたちと交流する機会も多く取り入れているユニークな教育施設です。
3. ブリティッシュ・インターナショナルプレスクール
ブリティッシュインターナショナルプレスクールは英国式のインターナショナルスクールです。近代設備が整う多文化の環境で、ハイレベルな教育を受けることができます。また、勉強だけでなくお子様のための様々な活動が用意されており、挑戦し成長できる機会が多いのも特徴です。
【医】病院・クリニック
1.ファミリーメディカル・プラクティス
2. スターライト・デンタルクリニック(歯科)
3.ウエストコースト・インターナショナルデンタルクリニック(歯科)
旧2区の今後
2021年から東部都市構想によりトゥドゥック区・2区・9区が合併しトゥドゥック市としてスタートしたばかりです。人口100万人超え、ホーチミン市域内総生産の30%を占めるポテンシャルが大きな地方政府直轄市が誕生しました。
ホーチミン市当局は同市東部で、大学や輸出加工区・ハイテクパークが中心となる創造的都市プロジェクトを推進しています。行政・商業・金融エリアとなるトゥーティエム新都市や国内最大規模の港湾であるカットライ港がある2区、および大学や輸出加工区・ハイテクパークが密集している9区とトゥードゥック区から構成されてます。
その中でも旧2区は現在開発が目覚ましく、タオディエン、トゥーティエム新都心、アンフーなの3エリア主要エリアの発展は著しいです。今後は地下鉄メトロ1号線タオディエン駅とアンフー駅の開通に伴い、1区中心部は勿論、工場地帯のある9区やトゥドゥック区までの通勤が格段に楽になります。
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