ホーチミン市8区の概要
まだまだローカル向けだが、これから開発案件が多い
ベトナム社会主義共和国のホーチミン市 8区(District8)は、中心部より南西に車で20分程度の距離にある、19km²にまたがる広大な区です。ケンタオ(kenh Tau Hu)川を渡れば8区に入ります。北側を中華街がまたがる5区・6区と、東側を4区・7区と接しており、東西を結ぶ幹線道路が通っています。
8区はベトナム人にとって郊外の住居地域で、中心地よりも住宅が安く、住宅購入を考える中間層にとっては比較的手が届く範囲のエリアです。区画整理されていない古くからの住宅等が立ち並び、メコンデルタからの移住者が多く集まっています。
隣接する4区と7区(高級住宅街フーミーフンを除く)と並んで、低所得者が多く暮らしています。特に8区はスラムが集中し、1000軒以上もの住宅でトイレなどの衛生設備が無く、環境的にも汚染された地区に住宅がある現状です。夜はホーチミンでも有数の治安の悪い危険エリアと認識されています。
観光地としてのコンテンツには乏しく外国人を見かけることは殆どありませんが、近年ビンディエン市場を日本の築地市場のように観光地化する計画が注目を集めています。また、2020年には大型の複合施設セントラル・プレミアム・モールがオープンし、同区居住者の生活インフラは大きく向上します
基本データ
- 面積:19 km²
- 構成:16の通り(Ward)
- 人口:
- 平均土地価格:平均土地価格は、平米76,322,000ドン(約38万円、坪126万円)
【街】注目エリア紹介
1.ファムフン(Pham Hung)通り
2. タクアンブウ(Ta Quang Buu)通り
【買】ショッピング
1. ビンディエン(Binh Dien)市場
ビンディエン市場は、ホーチミンの築地市場と呼ばれ、約2万㎡の敷地を持つ巨大市場。面積65haのビンディエンショッピングセンターの敷地内に位置し、抜群の商品鮮度を誇り、農産物から生鮮食品まで扱っているホーチミン最大の卸売り市場です。
業者向けの市場ですが、早朝6時から約1時間程度は一般客への販売も行っています。ホーチミン市肝いりの観光地化プロジェクトが動いています。
2. センターモール(CENTRE MALL)
8区の今後の展望
ホーチミン市では8区のドイ運河沿いの約75ヘクタールの土地の再開発に着手し、約2万人が生活する20-25階建ての集合住宅建設を建築するマスタープランを策定中です。敷地の約半分は緑地や公共的な空間、都市再開発に生まれ変わります。
また、2019年にはタクアンブウ通りに延べ床面積が4万で、カフェやファッションショップなど200店舗以上、フードコートやシネコン、バー、子供用プレイグラウンドなどを併設したセントラル・プレミアム・モールがオープンします。
加えて、メトロ3A駅の発計画があり、これらが完成すると一気に住居地域として広がる可能性があります。
こんな人におすすめ
8区は外国人居住者は少ないですが、アパートメントの販売価格がまだ手頃なので購入には適しています。
弊社ではご紹介可能な素敵な物件を豊富に取り扱っています。「8区もいいかも!?」とお考えの方は、ぜひお問い合わせください!