ホーチミン市1区サイゴンウォール街の概要
金融機関が集中するベトナム版ウォールストリート
ホーチミン市のウォールストリートは、ベトナム社会主義共和国のホーチミン市1区のHam Nghi通り、Chuong Duong船着場(東西道路)、Ho Tung Mau通り、Pho Duc Chinh通りに囲まれた15万m2の金融エリアの総称です。
一帯にベトナム国家銀行(中央銀行)ホーチミン支店、ベトコムバンク(Vietcombank)などの各種銀行、ホーチミン証券取引所(HOSE)、各種証券会社、各種保険会社など金融機関が集中しています。
文字通り、同市最大の金融センターです。このベトナム版ウォールストリートは証券市場の中心であることから、毎日金融エリートやベトナム人投資家が行き交う忙しいエリアです。
ホーチミン市有数の地価ですが、それでも多くの企業がオフィス設置のため挙って土地を購入しています。
4大国営銀行のBIDV
4大国営銀行のVietcombank
【街】注目エリア紹介
1. ハムギー(Ham Nghi)通り
2. グエンコンチュー(Nguyen Cong Tru)通り
多くの銀行、証券、保険会社の支店が軒を連ねています。また、ホーチミン市銀行大学のキャンパスもあります。1m2当たりの地価は3億0540万VND(約151万円)
銀行、証券などが立ち並ぶ通り
ホーチミン市銀行大学
3. ヴォンバンキット(Von Van Kiet)通り
ベンニャ(Ben Nha)川を挟んで4区のベンバンドン通りと面するリバーサイドエリアです。ここにはホーチミン証券取引所、国家中央銀行など重要な金融機関が並んでいます。2区の新都心に向かう川底トンネルのトゥーティエムトンネルが走っています。
ベトナムの中央銀行である国家銀行
ホーチミン市証券取引所(HOSE)
ウォール街の今後の展望
開発中の2区のトゥーティエム半島新都心に新たな国際金融センター開設の計画があります。この半島と1区を結ぶThu Thiem橋が完成すればこの付近地の地価は更に上昇します。
ビジネスだけはなく近年は観光要素も増しています。隣接する4区のベンバンドン(Ben Van Don)通りを望む、モン橋付近のリバーサイドは整備され、花嫁の写真撮影スポットや若者達の憩いの場になっています。また、サイゴン時代から在る古びた雑居ビルの中にはアートショップ、カフェ、バーなどが続々と開業しており、隠れた人気スポットになりつつあります。
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