ホーチミン市フーニャン区の概要
フーニャンの意味は”ベトナム人の繁栄”。高級住宅街とローカルが混在する街
ベトナム社会主義共和国のホーチミン市のフーニャン区(Phu Nhuan)は、北東方5.3kmに位置する、人口18万人、総面積4.88km2の現地人が多く生活する区です。
地理的には市中心にあり、北にゴーヴァップ区、東にビンタン(ビンタイン)区、南東に1区、南に3区、そして西にタンビン区と四方を接します。タンソンニャット国際空港があるタンビン区と1区中心に挟まれており、空港へのアクセスが良いです。
タオディエンやフーミーフン新都市と同様にヴィラ風の戸建てや高級マンション、インターナショナルスクールなどが並ぶ高級住宅エリアも存在し、昔ながらの景観を残すローカルなエリアと混在しています。
有名なファンシックロン通りには、ローカルは勿論、外国の飲食店やファストフードなどが進出しており、多様な飲食を手軽に楽しむことができるため、最近はベトナムの若者の間で人気です。
フーニャンというエリア名は漢字で富潤と書き、ベトナム人の繁栄を意味します。その意味を願ってか、古くからの寺院も沢山存在します。
【街】注目エリアの紹介
1. Pho Quang通り
Pho Quang通りにあるオーチャードガーデンアパートメント付近は、銀行、スーパー、インターナショナルスクール、カフェ、レストラン、ショッピングモールなど環境が整っている高級住宅街です。綺麗なタウンハウスや豪華なヴィラを多く見かけます。外国人も一定数住んでいます。
2. ファンシックロン(Phan Xich Long)通り
Phan Xinh Long通りは、全長1.6kmのフーニャン区で主要な大通りの一つです。ここは大学、企業オフィス、病院、カフェ、レストランが集まる最も賑やかな通りです。
3. Hoang Van Thu通り
Hoang Van Thu通りは、全長2.1kmでタンビン区の空港通りに繋がる主要な大通りの一つです。大型イベント施設で有名なMilitary Zone 7 Competition Centerがあります。
【学】教育機関
1. スマイル幼稚園
2014年開園のホーチミン市初のベトナム人向け日本式幼稚園です。 高級住宅地の中にあり、常駐の日本人保育士により日本語を学べるなど日本語教育が特色です。日本人の子供は在籍しておらず、主にベトナム人と日本人のハーフの子供が通っています。
2. ベトナム航空大学(VVA)
2006年創立の交通運輸省の傘下にある、航空業界に人材を育成するための大学です。パイロットや客室乗務員などを輩出します。
【食】飲食店
1. レストラン街
Phan Xich Long通りには、各国のレストラン数多く集まっています。タイ料理や、中華、韓国料理、日本料理、西洋料理までバラエティーに富んでいます。
【買】ショッピング
1. Nguyen Dinh Chieu Market
現地のベトナム人が利用する市場です。野菜、魚、肉等の食料品、子供のおもちゃ、アクセサリー、ジュエリー、日用品等が販売されています。
【遊】エンタメ・観光
1. クァンク7(Quan khu 7)スタジアム
建物自体は古いですが、スタジアムの収容人数は約25,000人でコンサートイベントやスポーツベントなど色々な催し物が開催されています。(別名 military zone 7 competition center)
フーニャン区の今後の展望
フーニャン区は定住外国人、旅行者、空港関連職員などが暮らしており、イメージ以上に国際色豊かな区になっています。国際空港と経済と観光の中心1区までの好アクセス、高い生活インフラ整備のレベル、そしてリーズナブルな生活コストから、居住・投資ともにその注目度は増す一方です。
空港に近いCenter Pointビルには大手外資系企業が多く入居していることから、ビジネスエリアとしての需要も高さが伺えます。2022年には外資系ホテル大手ハイアットグループが”Hyatt Place Saigon”を空港から2kmの場所に建設します。
今後も海外企業の進出やオフィス開業の増加は進み、外国人居住者が増えていくことが予想されます。
こんな人におすすめ
フーニャン区は空港・市街中心へのアクセスも良く且つ、家賃・物価もリーズナブルなエリアです。
ベトナムライフスタイルでは多数の上質な賃貸・販売情報をご紹介しています。「フーニャン区もいいかも!?」とお考えの方は、ぜひお問い合わせください!