ビンタン区の概要
高層ビル群と下町が混在する職住近接のベッドタウン。
ビンタン区(Bình Thạnh)は、ベトナム社会主義共和国のホーチミン市1区と2区の間に位置する総面積21km²の区です。かつてゴーヴァップ区の中にあった”Binh Hoa”と”Thanh My Tay”の2つが独立し、1976年にビンタン区として誕生。Bình Thạnhの区名はその名残を残しています。
ビンタン区のシンボル”ランドマーク81”の夜
1区に近いエリアには日系幼稚園や、インターナショナルスクールが近隣にあることから西洋系外国人や、日本人ファミリー世帯が多く住居しています。特に近年は、新しく大型高級コンドミニアムが建設ラッシュで、通勤距離やレストラン、コンビニなど利便性を求める単身者の住居も増加傾向にあります。
そして、第2の日本人街と呼ばれるファンビッチャン(Pham Viet Chan)通りは、1区レタントン通り至近で日本食レストランが集まる注目エリアです。
ビンタン区の特徴
【街】注目エリア紹介
1. グエンフーカン(Nguyen Huu Canh)通り
グエンフーカン通りは、1区日本人街レタントン通りからビンタン区に伸びる主要道路です。人気物件の「ザマノー」「サイゴンパール」「ビンホームズ・セントラルパーク」などもこの道路沿に面しています。
1区レタントンから伸びるグエンフーカン通り
高層ビルが林立する都会的な街並み
2. ビンホームズ・セントラルパーク
ビングループ社が開発する「ビンホームズ」シリーズの超人気物件で、敷地面積約45haの一大都市区です。2018年にシンボルのラウンドマーク81が完成し、ベトナム最高層ビルとして聳え立ちます。それを囲む形で約10,000室のコンドミニアムと93戸のリゾートヴィラの開発が進んでいます。敷地内には14ヘクタールもの広大な公園や、インターナショナルスクール、病院、銀行、商業施設、ホテル、プール、レストラン等があり、ここで生活が完結します。
ビンホームズ・セントラル パーク
街並
3.ファンビッチャン(Pham Viet Chan)通り
ファンビッチャン通りは、1区のレタントン通り周辺に次ぐ「第2の日本人街」です。ビンタン区の中でも最も1区寄りに位置します。多くのサービスアパートメントが軒を連ね、寿司をはじめ、鍋や鉄板焼き、蕎麦など多くの日本食レストランが集まって下町の雰囲気があります。
ファンビッチャン通り
第2の日本人街
4. ディエンビンフー(Dien Bien Phu)通り
ディエンビンフーは1区からビンタン区にかけて渡る主要道路です。ショッピングモールのパールプラザや複数の大学が隣接し、程よくローカル感を残します。
パールプラザ
結婚式会場
【学】教育機関
1. ファースト・スタディ ホーチミン校
ファーストスタディー
日系の学習塾です。中学、高校、大学受験の対策や進路指導を行なっています。スクールバスも運行。
2. 大学
HUTECH大学
ホーチミン市テクノロジー大学（HUTECH）は1990年設立の情報・工学系に特化した私立理系学校です。米国リンカーン大学との国際教育プログラム、および他の有名な大学との提携など各国との関係も深い大学です。
【買】ショッピング
1. パールプラザ
パールプラザ
ショッピングモール、オフィス、アパートメントが一体となった商業ビルです。ショッピングモール内にはジム、コープマート、映画館が有り、週末には家族づれで賑わいます。スターバックスや、ハイランズコーヒーなどカフェも充実しています。
2. ランドマーク81
ランドマーク81
【医】病院・クリニック
1. ビンメック(VINMEC)国際病院
ビンメック総合病院参考
「ビンホームズ・セントラル パーク」」内にある外科から産婦人科まで揃う、ビングループ(Vingroup)経営のインターナショナル総合病院です。日本語対応はありませんが、病院提携の通訳企業がサポートしてくれます。大手外資系病院よりリーズナブルな治療費です。
2. コロンビアアジア・ザーディン病院 (Columbia Asia Gia Dinh Hospital)
コロンビアアジア ザーディン病院
コロンビアアジア病院は、ホーチミン市1区にあるインターナショナル総合病院です。同病院はホーチミンに、1区・ビンタン区の2箇所病院が有ります。現地日本人にとっては、FVホスピタル、ラッフルズメディカルホーチミン、ファミリーメディカルプラクティスら大手インターナショナル病院と並んで第一選択となる病院の一つです。
ビンタン区の今後
ビンタン区には「ビンホームズ・セントラルパーク」「サイゴンパール」「ザ・マノー」「シティーガーデン」など、大型の高級コンドミニアムが次々完成(一部建設中)しています。隣接する2区タオディエンのインターナショナルスクールや同区のスクールがあることから西洋系外国人や、日本人ファミリー世帯が多く住居しています。
また、通勤距離やレストラン、コンビニなど利便性を求める単身者のファンビッチャン通り周辺への住居が増加傾向にあります。日本人の生活エリアが点在していおり、今後も人数・エリアともに拡大する見込みです。
今後は先進的な橋梁が整備され、都市鉄道(メトロ)が走る地域に位置するので、交通の利便性が極めて高くなります。特に、「ビンホームズセントラルパーク」内には地下鉄駅が開設される予定です。今後は、2区の新都心開発地区トゥーティエム橋やハノイ大通り、メトロ1号線(ベンタイン – スオイティエン間)、ロンタイン(東南部ドンナイ省)～ザウザイ(同)間高速道路につながる東西大通りにも容易にアクセスすることができます。
ビンタン区はこんな人におすすめ！
子供がいるご家族の方、1区ビジネス街への通勤の利便性を重視する方いう方に、おすすめしたい街です。
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